科学的特性マップとは一体何か、発表に隠されたその狙いとは
7月28日に経済産業省資源エネルギー庁から発表された「科学的特性マップ」とは?
自分の住んでるところが核のゴミを捨てるのにどれぐらい適しているか確認できるものです。さっそく確認してみましょう。
原発の使用済み核燃料からでる高レベル放射性産業廃棄物、いわゆる核のゴミ。
その核のゴミの捨てるのにどこがどの位適している化というのを日本地図で表したものが今回発表された「科学的特性マップ」です。
科学的特性マップの要件・基準が詳しく書かれています。
火山とか断層のあるところが適さないようですね。この地図を見てみると海沿いに捨てやすいところが広がっているのが分かります。東京はダメなんですね。
なんでこんなものが発表されたかというと、これを基準にして「適地」に属する自治体に使用済み核燃料処理施設建設候補地として立候補してほしいということらしい。
実際、建設と引き換えに交付される補助金についても言及されており、財政的に苦しい自治体の中にはすでに立候補の準備をしているところもあるらしい。
原子力発電所を運用していくためには、必ず必要となってくる核のごみ処理施設。劣化ウランの再処理センターがある青森県の六ケ所村では、反対運動があったりして未だにゴタゴタしている。
六ケ所村について書かれた記事
今回は再処理施設ではなくて、地下300メートルに埋めるあくまで「ゴミ捨て場」の話ですが、放射能に関する不安は同じだと思います。
あらかじめ、お金と天秤にかけたうえで自主的に声を上げてもらって、住民理解の上で建設を始めたいということなんでしょう。まあ、どうやっても反対運動は起きてくるとは思いますが。