「ブーメラン台風」台風18号の進路が急カーブして連休の日本列島を襲う
朝起きてびっくり。沖縄、台風近辺を西北に進んでそのまま大陸に向かうと思っていた台風18号(タリム)が一転、急カーブを描いて日本列島方向に向かうようだ。しかも連休直撃予想。
最初はこういう進路予想だったので、沖縄、台湾が大変だなあと思ってたんですが。
【台風18号】今朝勢力が「強い」にまで発達しました。今後も発達しながら西北西に進み、週中頃に沖縄・先島諸島に接近する可能性もあります。最新の情報にご注意下さい。https://t.co/a0GRCTKtw7 pic.twitter.com/2lQsewCKNJ
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2017年9月11日
13日の朝起きて天気予報を見るとこんなことになっていた。
台風第18号タリムの進路予報.
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2017年9月13日
17日(日)から18日(月)にかけて,西~北日本に予報円がかかっています.最新の台風情報をこまめに確認しつつ,特に西日本のみなさまは台風への備えを確認しておきましょう. pic.twitter.com/r0nfiFLOSq
急カーブを描いて日本列島直撃です。ちまたでは「ブーメラン台風」という言葉まで出現しています。
ブーメラン台風とは
特にブーメラン台風を定義するものはなく、メディア等でなんとなく呼ばれたものだと思います。
しかし、ブーメランの名に恥じない急カーブを描いてくれています。
なぜ、こんな急カーブ?
なぜ、こんな急カーブを描くのかというと太平洋高気圧の南風に乗って北上、それが揚子江付近で偏西風の強風帯に捕まり東風に。
普通は大陸に上陸した時点で消滅しそうなんですが、そこが昨今の気象状況です。しぶとく生き残って日本にやって来るようなんです。
今後の台風の勢力
日本気象庁の予想では、この急カーブの後勢力を弱めるようなんですが、米軍予想ではさらに発達する恐れがあるらしい。どうも現在の東シナ海の海面水温が台風を発達させるのに最適なようなんですね。
米軍合同台風警報センター(JTWC)の予想進路
デジタル台風:台風情報 - 気象庁と米軍(アメリカ海軍) Joint Typhoon Warning Center (JTWC)
さらに秋雨前線とも連動する恐れがあるので、こちらに向かってくる週末は台風接近以前から、雨に要注意。
13日朝の時点で、台風18号は宮古島の南東。昼過ぎから夕方頃、先島諸島にもっとも接近する予想で、宮古島、沖縄周辺は今日から明日にかけて警戒が必要。
さらに急カーブを描くので、その後も警戒が必要です。
そして、Uターンして暖かい東シナ海に長期滞在することにより、今後発達することも考えられます。以前の台風5号のように長寿台風になることも考慮しておかなければなりません。「ブーメラン台風」かつ「長寿台風」。
そして日本列島には9月の3連休に直撃予想です。今後の気象情報にはご注意を。