ヌグォイ・ランに育てられた少女ロチャム・プニンの現在とその真実
ヌグォイ・ランという未確認生物(UMA)、皆さんご存知でしょうか。カンボジアに生息すると言われ、人間の少女を育てたと話題になっています。これも紛争の爪痕でしょうか。
ヌグォイ・ランとは
※写真はツチノコ
カンボジアの密林で目撃情報が相次ぐ、UMA(Unidentified Mysterious Animal)いわゆる未確認生物。雪男、ツチノコのような発見情報はあるけど存在が確認されていない生物です。
ヌグォイランはその中でも類人猿に近いとされています。ジャングルや洞窟に住むと言われ、小動物や果実などを食べると言われています。
1990年代頃から目撃情報が見られ始めます。
ここでハッと思い当たる人はいると思いますが
1990年代と言えば、1993年カンボジアに民主政権が成立し、それまでの紛争に一応の区切りがつけられた頃。
ヌグォイ・ランの目撃情報を総合すると、どう考えても残存ゲリラだと思います。外国の介入もあったので、外国人の可能性もあり、そうなると言葉が通じないのも当然ですし。
小動物や果物を食べるって、まんま人間じゃないですか。
「ヌグォイ・ラン」とは現地で「森の人」と伝承されているそうですし。
ヌグォイ・ランに育てられた少女ロチャム・プニン
というわけで、密林で言葉も通じず毛もぼうぼう、汚れた格好でいれば、新種の類人猿に見えますわな。
2007年に保護されたヌグォイランに育てられたという少女ロチャム・プニンにとってもそうだったと思います。
第一、ロチャム・プニン自身が発見当時、ヌグォイランのメスと言われてましたからね。
UMAは時代を写す鏡
UMAに限らず、妖怪や伝説といったものはその時の社会情勢を反映したものがほとんどです。
ヌグォイ・ランはカンボジアで起きていたことがUMAという形で表出したに過ぎません。それにはカンボジアの内戦の歴史を知る必要があります。
カンボジアの現代史はこちらで確認↓
事実、ロチャムはポルポト率いる独裁政権クメール・ルージュの迫害から逃れて生活していただけという説もありますから。
保護されて、改めて教育を受けたことで、それまで言語を話せなかったロチャムもクメール語、プノン語を理解し始めてようです。しかし、もし虐待を受けていたのであれば過去の記憶はそうやすやすとは思い出せないかもしれないですね。
ロチャムのその後の経過は、9/20フジテレビ系列の「世界の何だコレ!?ミステリー~UMA出現?目撃エリアを直撃SP~」で放送されるようです。その後を知りたい人は要チェックですね。