衆議院解散に隠された本当の理由(と思われるもの)
唐突にも思える衆議院の解散総選挙騒動。ちまたでは森加計問題隠しやら、野党の不意を狙って議席を伸ばすやら、その理由について様々取りざたされています。しかし、取り上げられてないもうひとつの理由について考えます。
当ブログは、事象を超斜めに切って新鮮な解釈をしようというコンセプトがあります。ざっくりいうと、トンデモ理論を展開して楽しもうというものです。
そこで今回の解散の理由を考えた結果、浮かび上がってきたのが、岡山理科大学獣医学部設置決定です。
なんだ、森かけ問題じゃねーか、というなかれ。臨時国会を開かないことで追求されるのを防ぐ、という面ももちろんあるのですが、解散総選挙の行われる10月下旬にある重要な決定が下されます。
それが文部科学省の大学設置・学校法人審議会での加計学園獣医学部設置認可です。すでに8月下旬に下される予定だったのが、処分保留で先伸ばし、10月下旬に決定されることになりました。
投開票が予定されるのが10/22。おそらくその後になるでしょう。選挙では追求はできませんから、それよりも争点は北朝鮮、国防もしくは増税になり関心をそちらに向けられます。
おそらく野党は十分な対策を立てられず、相変わらず国民には頼りない存在のまま。
そして自民党が過半数を得ることで、信任を得たとしてなし崩しに獣医学部設置決定のニュースがさり気なく流れる、という流れになるんじゃないでしょうか。その後追求したとて、時すでに遅し。
前回の8月はまさに森かけ問題が真っ最中で、とても決定できる状況じゃなかった。(もちろんYes前提として)
というのも加計学園問題で気になっていたのが準備期間が短すぎること。1月上旬の事業者募集の告知で出された条件が翌4月の開校。そこから8月下旬に最終決定がなされるのに、そこから準備して普通に考えて間に合うのか?そこがどうも気になって気になって、ずっとウォッチしてきました。
そこに来てこの解散騒動。しかも10月下旬投開票。これは何かあるなと陰謀論好きの管理人はピンと来たわけです。
案の定、加計学園は事前に校舎の建築を始めてますし、教員の確保もしています。
ライバルの京都産業大学が断念したのも、その準備期間の短さ、そして教員が確保できないというものでした。
90億近い補助金をつぎ込み、優秀な人材を確保したままのこの案件。もう今さらダメでした、というわけにはいかない問題です。下手したら今治市も一緒に沈んでしまうほどの衝撃があります。
そもそも8月でも十分遅いのに、10月決定でそもそも受験生が集まるのか?それは大学あまり気味のこのご時世にあって高倍率の狭き門「獣医学部」なので問題はないでしょう。
とにかくすでに大きなお金が動いているこの案件、なんとしてでも開校までもっていかないといけないんでしょうね。その後の今治市の借金などが気にはなりますが・・・