長寿台風とはそもそも何なのか、その特徴は?
今、太平洋上にいる台風5号が発生10日を越え、長寿台風と呼ばれるようになってきました。でも長寿台風ってあまり聞き慣れない言葉ですよね。長寿台風とは文字通り、長く存在する台風ってことらしいんですが、”高齢化”することで何か他の”若い”台風とは違う、特徴的なことがでてくるのでしょうか。
長寿台風とは?
Yahooニュースより
まず「長寿台風」の定義ですが、いまいちはっきりしません。気象庁のHPでは日数を定義してないですし、上記ニュースソースではかろうじて10日以上であることを匂わせている。途中温帯低気圧になった場合、その時期を含みます。
14日以上というところもありますし、最強の台風のデータベース、デジタル台風では長い順に並べ替えて「長寿台風」って説明してます。そもそも定義付けされた明確な台風の種類というよりは、長く居続ける台風を「長寿台風」と読んでいるのかもしれません。
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/ranking/longevity.html
過去の長寿台風-気象庁ホームページより
長寿台風の問題点
もちろん、長寿なので台風の影響が長引くのがまず問題ですし、これが発達してくるのもやっかいです。
そして迷走してます。去年発生して「長寿台風」化した台風10号も予測が難しく迷走。そして発達してきました。
今回の台風5号Uターンしたり、よろよろとさまよったり、迷走してます。
近年、日本が熱帯化している現象と無関係ではないでしょうね。
台風5号は1日にも進路を北に変えてくるおそれあり、そうなった場合今週末に本州に近づく可能性がありそうで、そこまでいくと14日以上の記録的長寿な「超高齢台風」となります。
そして、迷走しやすい長寿台風の中でも今回の台風5号は特に予想がつけにくいようで、各国の台風予想がバラバラです。
ウェザーニュースより
13通りの予想進路があるらしい。はっきり進路が分かるのは8/3だとか。
なんにせよ、今後の台風情報は要チェックですね。
台風情報-気象庁ホームページより