巨大積乱雲「スーパーセル」発生で落雷7000回、竜巻さえも起こすその破壊力とは
22日夕方、愛知県で発生した巨大積乱雲「スーパーセル」。瞬く間に暗雲が垂れこめ、激しい雨と合計7000回もの落雷が発生した。雷による火災が3件発生し、うち1件では繊維工場が全勝するなどの被害をもたらした。
スーパーセルとは積乱雲の一種で、水平に数数10km〜100kmもの規模になる。気団性雷雨は30分ほどで消滅するが、スーパーセル型やマルチセル型は寿命が長く、長時間持続する。特徴としては、大量の雹、激しい雨、強いダウンバースト、竜巻を発生させる。主にアメリカでよく見られる気象現象である。
スーパーセルは激しい上昇気流があり、大気の乱れがあると発生しやすい。発生した報告はアメリカが多いが中緯度以上ではどこでも発生しうる。
その姿だけでも、相当恐ろしい。突然巨大な宇宙船が目の前に表れたちまち頭上を覆い尽くす。
これはなかなか避けようがありません。空の様子がおかしいと思ったら、とりあえず身近に屋内に退避できるところを探すことですね。激しい落雷とかひょうとか、しまいに竜巻とか起こったら逃げようがありませんから。
この前、東京で巨大なひょうが降ったり、今まで経験したことのない豪雨が降ったりとスーパーセル的なものは結構発生しているのかもしれません。