大人のための粉ミルクが健康に良いという評判で森永や雪印から続々と発売
育児用の粉ミルクを健康のために飲んでいる大人が増えているそうだ。それに合わせて各メーカーが「大人のための粉ミルク」の新商品を次々に送り出している。
大人のための粉ミルクとは
かつて給食で脱脂粉乳を経験した世代が、もう一度その栄養に注目し始めたとの憶測もある。牛乳が苦手だけど飲みたいという人も多そうだ。赤ちゃんが飲むものだから栄養が豊富そう、とか、総合的に栄養がとれるから、とか様々な理由がありますが、雪印ビーンスタークの調査によると60代の女性の約2%が粉ミルクを飲んでいるそうです。
「子供用の粉ミルクを大人が飲んでも大丈夫ですか?」とかの問い合わせが各メーカーに寄せられるようになり、どうやら大人が粉ミルクを飲んでいるらしいという情報もあったりしてメーカーがやっと動き出すという、消費者主導型の事例ですね。
すでに発売している大人用粉ミルク
すでに大人用粉ミルクは各社から出ています、主なものを見ていると。
雪印ビーンスターク
プラチナミルク
【雪印ビーンスターク】プラチナミルク フォー バランス 300g |
森永乳業
ミルク生活
救心製薬
大人の粉ミルク
【救心製薬】 大人の粉ミルク 9.5g×7袋【P25Apr15】 |
粉ミルクのメリット
牛乳じゃなく、粉ミルクを飲むメリットは
- 保存性がいい。
- 飲みやすい。
圧倒的に利便性がいいということですね。
子供用と大人用の違い
次々と発売される大人のための粉ミルクは、通常の「子供用の」粉ミルクとちょっと変えているそうです。主な変更点は、
- タンパク質を増やす。
- 脂質を減らしている。
- マグネシウムなどの栄養も増やしている。
など、大人に必要でないものを減らし、さらに栄養素を加えている点に注目。
消費者からの健康リクエスト
今回の大人用粉ミルクはあくまでも消費者発信。消費者の健康志向にメーカーが後追いでついて行った形になっています。
こうして昔食べられていたものが、健康面で見直されるってちょくちょくあります。おしんが「白い飯さ食べてえ」と言って嫌がっていた、ひえや粟などが入った雑穀米が、現代では健康に良いともてはやされたり、貧しさの例えで出される脱脂粉乳が注目されたり、となんだか不思議ですね。昔は貧しかったけど栄養は取れてた、少ないなりに必要な栄養をピンポイントで摂ってたってことでしょうか。