テロメアとの付き合い方で老化を防ぐ1つの方法と4つの習慣
40も超えると、今まで意識しなかった「老い」というものを感じる瞬間がある。階段の昇り降りだったり、徹夜に耐えられなくなったり。そのたびに落ち込んでいる日々ですが、そんな「老い」に重要に関わっている重要なものがものが最近話題になっている。それは「テロメア」と呼ばれる細胞の構造で、付き合い方次第では老化を防ぐ(遅らせる)かもしれないものらしい。
テロメアとは
テロメアとはDNAの末端に位置するもので、染色体を保護し、染色体同士がくっつくのを防ぐ役割を果たしている。細胞分裂のたびに短くなっていき、ある程度短くなると細胞分裂ができなくなる。「老化の回数券」ともいわれる所以だ。
テロメアが短いと十分な細胞分裂がしにくくなり、その分老化も進んでいるということ。遺伝子変異が起きやすいのでがんになりやすく、また動脈硬化が進んでいることが多くなる。心疾患や脳血管疾患のリスクも高くなるというわけだ。短いテロメアは脳にも影響を及ぼし、認知症になりやすいリスクも増大する。
細胞の老化が速いために疲れやすくなるのかもしれない。
もちろん、老化には他の要素も絡んでくるのだが、テロメアを意識することで老化のリスクを一つ減らせることができのではないだろうか。
テロメアを短くする要素とその解決法
幸い努力次第でこの「テロメア」は伸ばす事ができるようだ。逆に減り方が早まる要素も存在する。
短くする要素の一つが心的ストレス。ストレスがたまりやすい環境にある人はテロメアが短い傾向が見られるようだ。
それを防ぐために、できるだけリラックスした環境をつくること。ストレスの高い現場を避けることも重要。
ストレスを避ける意味でテロメアが短くなるのを防ぐ方法として、勧められるのが「瞑想(マインドフルネス)」だ。
ヨガで瞑想するのはもっとも効果的な方法と言われている。
テロメアを伸ばす4つの習慣
瞑想以外にテロメアの減りを遅くする、もしくは伸ばすと言われる方法もある。
それが下記の4つの習慣
- 週5回以上の有酸素運動
- 低脂肪で野菜や果物の多い食事
- 人とのコミュニケーション
- 7時間以上の睡眠
なんか、ダイエットでいわれることみたいになってきた。体を健康に保つ方法は結局同じということなのか。
生活習慣の改善がテロメアを構成する酵素テロメラーゼを活性化し、テロメアの寿命を延ばすことができる可能性がでてくるそうだ。
ダイエットのためだけでなく、長生きのためにも生活習慣は見直していかなければならないですね。