日野皓正さんに往復ビンタされた男子中学生についての新説
ネットやテレビでも話題になっている世界的ジャズトランペッター、日野皓正さんが指導してた中学生ビッグバンドのドラムの男の子の髪をつかみ、往復ビンタしていた件、ここは男子中学生の立場になって考えてみます。
まずは事件の概要を。
常日頃指導している中学生のビッグバンドがコンサートを開きました。その曲中でメンバーがソロまわしをする部分がありました。そこでドラムの男の子にソロの順番が回ってきた時に、決められた時間を過ぎても延々とソロを取り続けていたそうです。
そこで日野皓正さんが止めに入ったのですが、終わるとこなく、しまいにはスティックをとりあげたのに素手で叩き続けたそうです。それでもやまらず、ついには髪の毛を引っ張って顔を往復ビンタするにいたると。
テレビやネットでは賛否両論飛び交っていますが、ここでは別の視点をとりあえてみたいと思います。
それは、この男子中学生に
何かが乗り移った、もしくはナチュラルハイの状態になっていたんじゃないかという仮説です。
楽器の中でもドラムというのは、ナチュラルハイになりやすい楽器です。他の音程がある楽器では、ナチュラルハイの状態になると音程を外したりしして気分が冷めていき、次第に正気に戻っていきます。しかし、ドラムは叩いた音でさらに自分がハイになっていく要素を持っています。
つまり、イっちゃって何も聞いてくれない状態を往復ビンタで正気に戻した。のではないかと。
その場合でもビンタが正しい方法だったかは検討の余地ありですが。
実際のところは部外者なのでわかりませんし、あまり蒸し返す問題ではないのかもしれません。しかし、個人的にはイっちゃう程の体験をしてしまったドラムの彼が、その快感を求めてさらに音楽の魅力に取りつかれてくれればなあと思います。