「関西最後の秘湯」鍬渓温泉が復活するけど行ってはいけない
兵庫県にある「関西最後の秘湯」鍬渓温泉が復活するというニュースが飛び込んできました。これは嬉しいニュースです。なのに行ってはいけない理由があります。
とりあえず、読み方ですが「くわたにおんせん」と読みます。絶対読めないですよね。変換もできない。
この鍬渓温泉、非常に狭いらしいんです。一度に入れる人数は10人。これだと注目が集まると入れないじゃないですか。
というわけで自分が行ったときに入れなかったら困るので、あんまり人気が出て人が押し寄せないようにしたいんです。
鍬渓温泉がどこにあるかというと、兵庫県小野市。有馬温泉よりはだいぶ西。加古川の北ですね。
鍬渓温泉はここです。
姫路よりちょっと東。山奥でもなくあまり秘境感のあるところではない。
ですが、廃業する前の鍬渓温泉は何でもない田んぼの真ん中にポツーンとあったそうです。しかもボロボロのプレハブ小屋。そこが秘湯たる由縁でしょうか。
それも仕方ないことで、以前は地元の人がボランティア同然で運営してたようです。運営は1994年に始まり、一度2005年にリニューアルしたものの2010年に
廃業。
今回は小野市の支援で再開されます。なんと食堂も併設予定だそうです。ただ狭さはそのままで10人前後が入れる広さ。秘湯感は残すそうです。
歴史は以外と古く、1582年に湧きだしたと伝えられ、効能が評判になり、湯治場として栄えていたそうだ。少なくとも昭和の始め頃までは温泉宿があったという。
泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物泉。茶褐色の湯で、入った人によると重曹系でもないのに肌がすべすべしたという、またある人によると「有馬にも勝るとも劣らない」実力を秘めているというまさに秘湯。
JR小野町駅から徒歩8分。トコトコローカル路線の旅で訪れるのもよいのではないでしょうか。