アルティメットクラッシュかき氷打線の三本松高校、甲子園で6年ぶりの快挙
我が地元、香川県の夏の甲子園代表高、三本松高校が6年ぶりの快挙、香川県勢としての初戦突破を果たしました。と同時に話題になっているアルティメットクラッシュかき氷打線とはなんなんでしょ。
もともと、香川県は野球王国と言われ、強かったらしいのですが、僕が物心ついて高校野球を見るようになってから(72年生まれなので80年代あたり)、初戦敗退が当たり前の弱いイメージしかありませんでした。
突如優勝した観音寺中央などありましたが、香川県民の高校野球は早々に終わります。現状で夏の大会では5年連続初戦敗退、2回戦以上になると2003年尽誠学園の準々決勝進出まで遡らなければなりません。
三本松高校は
香川県東部東かがわ市にある、公立の高等学校。なので野球部員が全員県内出身者になります。たしか、進学校で私立のように野球にはそれほど力をいれてないと思います。
これまでもちょくちょく甲子園には出ていたが、いずれも初戦敗退。今回もそんなもんだろうとまったく期待していませんでした。
ところが今回は、なんと初戦に勝ったばかりか、ちょっとした話題にもなっているようです。
アルティメットクラッシュかき氷打線とは
その話題のひとつが、アルティメットクラッシュかき氷打線です。???だらけですが、これはアルティメットクラッシュ打線とかき氷打線という2つのワードが合体したものです。
アルティメットクラッシュとは
三本松高校が掲げているスローガンで「反撃の意思を与えないほど完璧に勝ちきる」という意味が込められています。
もともとは、元早稲田大学ラグビー監督、清宮克幸さんが掲げていたスローガン。それを三本松高校の日下監督が取り入れたようで、どんな状況でも全力を出しきるという方針が込められています。
たとえ格下の相手でも、決して手を抜かないということですね。
三本松(甲子園香川代表)から、こんな力強い言葉が出てくるとは思わなかった。
かき氷打線とは
では、かき氷打線とは一体?これは初戦の相手高、下関国際高校が深く関わってきます。下関国際高校の坂原監督がこれまた個性派で、「文武両道はあり得ない」「朝5時からの半強制練習」などの発言が物議を醸してます。
その坂原監督が、初戦の相手校三本松が試合前にかき氷を食べたことに言及。「うちでは絶対食べさせない」という発言がSNSなどで話題に。
それで、坂原監督の掲げる管理野球の反対、「試合前にかき氷を食べるほど自由な打線」ということで、一しかかき氷と呼ばれるようになりました。
香川県出身者としては地元の高校が、あだ名がつくほどの打線を備え、注目を集めていることが嬉しいですね。